職人
今日は一段と寒くなりましたネ。
先程お客様のお見送りに外に出ましたが、寒さが身にしみました。
今年も残り1月半となりこれから慌ただしい時期に入ります。
政界も解散総選挙が色濃くなりこちらも慌ただしいですね。
国民はどれだけ振り回されればいいのか?
挫けず頑張りましょう!
さて今日の上毛新聞の1面の下部にあるコラムが気になりました。
神奈川県横浜市にある秋山木工さんには、家具職人を目指す若者が全国から集まる。
「丁稚」と呼ばれ、男女とも頭は丸坊主!
携帯電話も恋愛も禁止され、休日は盆暮れの10日間だけだそうです。
古来、職人の技は徒弟制度に寄って継承され、そこに技術の説明はなく、親方の
動きや仕事を見つめ、それを身体に写しとるように学んだ。
この若者達が独立するのは9年後で、確か卒業試験もあったかと…
それほど技術の継承には時間がかかります。
その職人の技が海外では評価されるのに、日本では技術に見合う収入が得られず、
後継者難である。 もっと職人を評価するべきだ!と、このような記事でした。
私も元職人として同意見ですが、収入の他にも見合うものがあるのでは?
現在、弊社の協力業者にも職人を雇用して会社経営されている方や、
現在も職人として第一線で働いている方もいます。
昨日も11月度の着工式を開催しました。
工事に携わる業者さんや職人さんが、お施主様の顔を覚え、そのお施主様のために
持てる技を駆使し、より良い住まいを作り上げようと誓う場なのです。
お施主様の顔も分からず、FAXで流れてくる図面でものづくりするのは変です。
お施主様のご挨拶を聞きながら「この人のために良いものを作ろう」と思えなければ
ものづくりのスタートラインには立てません。
そんな想いを胸に仕事に打ち込む職人さんにエールを送ります!
技術に見合う収入も大切ですが、お施主様の想いいに応えることも必要です。
そこにはお施主様の喜ぶ姿が次の仕事の糧になるはずです。
ではまた。
「空間・ライフスタイルから考える家づくり」
thinks/㈱翼創建
http://www.tsubasasouken.co.jp/