近代建築の三大巨匠の1人
ル・コルビュジェ
彼が基本設計を担当した日本で唯一の建物が
東京の上野にある 「国立西洋美術館」 です。
先月世界遺産に登録された事もあり
コルビュジェの展覧会が開催されていたので
お盆休み中に行ってきました。
コルビュジェといえばピロティ。
柱と天井によって生み出された空間は
コルビュジェ建築の特徴の1つ。
写真の左下の部分。
ここを通って美術館の中へと入ります。
またコルビュジェは人間の身体のサイズをもとに
「モデュロール」 と呼ばれる
設計をする上での基準寸法を生み出したのですが
西洋美術館ではそのモデュロールによる設計も行われています。
前庭の石畳や外壁はモデュロールによって決められた
様々なサイズで区切られていたり
展示室の天井高さもモデュロールによる
二つの高さが組み合わされていて
高さの違いにより空間が演出されています。
空間と空間を繋げる部分には
階段ではなくスロープを設けることで
次の空間へと移動する際の
空間の変化を楽しめるような工夫も。
中でも私のお気に入りはこれ。
三角形のトップライトから差し込む光。
神聖さを感じるものがあります。
もし美術館を訪れた際には展示品だけでなく
建築にも目を向けて見て下さい。
偉大な建築家の作品に触れることで
設計の奥深さや面白さを改めて感じる休みとなりました。
設計 新井
「空間・ライフスタイルから考える家づくり」
thinks/(株)翼創建
HP http://www.tsubasasouken.co.jp/
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