ほんの少し前まで
あれ?11月って意外とまだ暖かいんでしたっけ?
なんて思っていましたら
ここ何日かで急に冷え込み始めまして
気が付いたら冬本番な感じですね。
寒いのは苦手な私ですが
冬は空気が澄んでいるので
群馬では日中、遠くの山並みが
夜には星が綺麗に見えるので
そういった景色に触れると
寒いのも悪くないなと思います。
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―挑戦―
皆さん最近何かに挑戦していますでしょうか。
些細な事でも仕事でもプライベートでもなんでも。
新たに何かに挑戦するのにも
エネルギーが要ることですし、
無難な方を選べば失敗もありません。
リスクを背負ってまで挑戦し続けるというのは
どういった場面でも難しいことだと思います。
ですが、建築界には
常に挑戦する姿勢を貫いている建築家がいます。
その方の名は
「安藤忠雄」さんです。
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今年の9月の終わりから12月中旬まで
国立新美術館にて安藤忠雄さんの展覧会が開催されています。
開催されている国立新美術館は
黒川紀章さんという建築家の設計です。
ちなみにこちらの美術館の中にあるカフェですが
去年大ヒットした「君の名は」という映画の中の
ワンシーンにも登場しております。
主人公が建築を学ぶ学生という設定だったので
細かな設定にも建築要素も含められていたのかもしれませんね。
(「君の名は」を好きな方は瀧君と奥寺先輩が
デートでご飯を食べに行ったシーンをチェックしてみてください笑 )
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話しがそれましたが
安藤忠雄さんの展覧会の話に戻ります。
今回の展覧会の見どころの一つに
安藤忠雄さんの代表作でもある
光の教会の原寸大の再現というものがありました。
簡単に説明いたしますと
光の教会は打ちっ放しのコンクリートの空間の中に
十字架のスリットを入れ込こんだシンプルな構成です。
ですが十字のスリットの部分に外部の光が差し込こむことで
神秘的な光が生み出され神聖な空間を作り出しています。
十字のスリット部分にはガラスが埋め込まれているのですが
安藤さんは当初 スリット部分にはガラスを入れたくなかったそうです。
いまでも教会を訪れるたびに
ガラスを取らないかと交渉を続けているそうなのですが
教会側に断られていると
以前見たインタビューで話されていました。
そんな光の教会の展示ですが、
今回は安藤さんの望み通り
スリット部分にはガラス無しで再現されていました。
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プロボクサーから独学で建築家を目指し
大きな手術を2回経験し
5つの臓器を全摘出してもなお
第一線で挑戦を続ける安藤さん
その姿勢を感じられる集大成とも言える展覧会を
この目で見て、感じられて本当に良かったです。
私も日々、些細な事でも良いので
挑戦し続ける姿勢を
忘れずにいたいと思います。
設計 新井
「空間・ライフスタイルから考える家づくり」
thinks/(株)翼創建
HP http://www.tsubasasouken.co.jp
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