ある空間に入った時に、なぜかわからないけど心地良く感じること、ありますよね。
逆に、なぜか不快に感じ、早くその場を出たくなることも。
なぜ?と聞かれると、よくわからない。
でも無意識のうちに、何かを感じ取っているのです。
「人の無意識に働きかけるデザイン」について興味が尽きない
インテリアコーディネーターの矢内です。
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今日は、私がthinks前橋モデルハウスに潜ませたエッセンスを少しご紹介します。
モデルハウスとは言っても、想定したご家族像があります。
家族構成だけでなく、それぞれの性格や雰囲気なども。
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そこから、この家族のために必要だと思ったエッセンスは
「少しの繊細さ」
繊細すぎて緊張感が出てはダメ、おおらかすぎるのもダメ。
家としてのベースを整えた上で加える、ちょっとしたエッセンスです。
これはもう、人によって感じ方が違うので、正解はありません。
一例としてご覧ください。
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前橋モデルハウスは、オーク材とシンプルなホワイトで構成されたナチュラルなインテリアで統一しています。
住宅街の中で、家に入った安心感と寛ぎ感を得ることが出来る、ベースの仕上げです。
「少しの繊細さ」として加えたひとつが、キッチン廻りのデザイン。
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キッチン本体はステンレス+ダークグレーの人気の組み合わせですが
―扉材を細い框の付いたデザインにする
―ステンレスのカウンターを薄くする
―水栓やレンジフードのデザインに繊細さを取り入れる
などの工夫をしました。
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オーブンをビルトインした背面の収納には、
―ラインを揃える
―収納っぽさを無くす
―扉に細いリブを使用する
―サイドパネルの厚みとリブの太さと合わせる
など、細かすぎて伝わらないかもしれない工夫をしています。
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このような工夫をするのは、モデルハウスだからではなく、お客様のお宅でも、同じ。誰も気付かないような工夫をして、無意識に何かを感じ取っていただきたいと思っています。
そのことは、オーナー様にさえ伝えていないことが多いので、皆さんどう感じているのかなーと気になりますね。
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きっと「なんとなく心地良い」と感じる空間には、あなたの感覚に合った工夫がされているのだと思います。
そしてそれは、誰かがあなたのために考えた仕掛けなのかも。
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今日は、私の変態的な内面を少しだけお伝えしてみました。笑
建築やデザインに携わる人は、きっとみんな同じはず。
thinks前橋モデルハウスで「自分はどう感じるのか」
ぜひ体感してみてください。
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インテリアコーディネーター 矢内
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「空間・ライフスタイルから考える家づくり」
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