先日、LIFULL HOME’S 総研 所長の島原様の講演を聞く機会がありました。
インテリアを職にしている私としては、とても興味深い内容で、聞き入ってしまいました。
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講演の中で、デンマークと日本の「住宅に対する考え方」の比較がありました。
いろいろな角度から比較して、どちらが正しいということではありません。
ただ、ぜひ日本にも浸透するべきと感じたことがあったので、お伝えしたいと思います。
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新築するとき、自分たちにとって完璧な家が、完璧の状態でほしいと思いますよね。
でも、日本では「手に入れたら放置」の方が圧倒的に多いそうです。
家のお手入れは面倒です。
でもお手入れしなければ、築20年でボロボロに。
こんなにも大きな買い物をしたのに、20年でボロボロなんて悲しすぎます。
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メンテナンスフリーを希望される方も多いと思います。
忙しい日々を送りながら、面倒でお金もかかるメンテナンス…
自信ないですよね。わかります。
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でも、メンテナンスフリーなんて、ありえません。
冷静に考えれば、そりゃそうですよね。
メンテナンスフリーと聞くとイメージが良いですが、私は企業のマーケティングだと思ってしまいます…
もちろん、お手入れにかかる手間の違いはありますが。
長く使おうと思ったら、なんでもお手入れが必要です。
面倒でも、ぜひ家のメンテナンスは行ってください。
時間もお金もつくってください。
古くなっても、しっかりと手入れの行き届いた建物は美しいです。
むしろ、家族の生活が馴染んだ家は、新築時より美しいと思います。
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Hygge ヒュッゲ は日本でも馴染みのある言葉になりましたね。
デンマークでは、新しい家はHyggeじゃないらしいです。
家を育てて、自分色にして、はじめてHygge とのこと。
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こんなことを伝えていますが、わたしも日本人ですので、
日本人の感覚に共感します。
でも、家を育てるという考えは、とても素敵だと思いました。
今の時代に合っているとも思います。
ぜひ素敵なところは取り入れていきましょう!
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インテリアコーディネーター 矢内
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「空間・ライフスタイルから考える家づくり」
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